総務省 真の実行速度の測定を目指して その3

5月まで続く予定の新シリーズ『真の実行速度の測定を目指して』ですが、実行速度測定のための統一基準を決めようという目的で実施されている総務省の研究会について紹介します。

既に予備実証が終了しており、その結果が報告されました。

まず、同一地点、同一時間帯の計測で、何回計測すればバラツキのない結果がおられるか?の検証です。
実際の測定は、19時から1~2分間隔で20回測定することで確認しています。
場所はオフィス街だそうです。

image

20回測定の上下10%を除外した場合の平均値は17.4Mbps。
一方、連続した2回の移動平均も17.4Mbps、3回の移動平均も17.4Mbpsとなりました。
ただし最大値と最小値を見た場合、2回の場合は6.3Mbps、3回の場合は4.7Mbpsとなり、よりバラツキが小さくなりました。
結果、3回連続で測定すれば、20回測定時とほぼ同等の結果が得られるという結論に達したようです。

 

次は同一メッシュ内での測定ポイントは何箇所が妥当か?という検証です。
測定箇所はピーク時の夕方の駅前繁華街で、100mメッシュ5X5の25地点で測定しています。

image

まず500m以内でも7.4Mbps~48.8Mbpsと大きく差があることが判明しました。
ソフトバンクの公開情報によると、密集地ではエリアカバーが半径1km~3kmとなっています。
またコンクリート柱の場合でも半径200m~500mをカバーするということで、500mエリアの測定は妥当と言えるでしょう。

結果から言うと、5点測定の平均を取った場合その標準偏差は約5Mbpsとなり5点平均の95%をカバーできるということになりました。
25点の標準偏差は11.5Mbpsなので95%をカバーした場合は23Mbpsとなります。
これはあまりにもバラツキが大きいので、5点平均で標準偏差を小さくするという処理をしたようです。

標準偏差はσと表しますが、一般的に釣鐘型の分布(正規分布)の場合2σで95.45%のデータをカバーできます。

[ソース:総務省]

Pocket

Leave a commen

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です